私はがんを患って旅立っていった人を何人か知っているが、死に対する恐怖感から免れていると思われる人は、平安な表情で眠るように旅立っていった。しかし、恐怖感を持ったままの人は、苦痛によって顔の表情がゆがんでいたことが忘れられない。平安な心をもって旅立ってもらえたらどんなによかっただろう。鈴木秀子さんのように、共感によって、死に逝く人に安心感が分かち合えたらどんなによいだろう。
知恵袋で、末期がん患者の方を見守る家族の方の質問を読んでいるうちに、死についての人々の過度の恐怖を取り除かなければならないことを痛感した。この過度の恐怖は肉体を過度に重視する誤った唯物的考えかたからきていると知恵ある方が指摘して述べている。私はこの知恵ある方の死についての教えをできるだけ易しく忠実に私心を加えることなく、人々に伝えることができたらどんなに良いだろうと思う。
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- 2010/07/14(水) 04:09:15|
- 秘教治療
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