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秘教治療

アリス・ベイリーの秘教治療を紹介しつつ、ヨガの先生の教えを回想する。霊治療、光線エネルギーのまったく新しい知識を織り込んでいきます。エーテルについての知識を広めることを目的としています。

三つの奇跡

先生は、十代の頃、たぶん十二か十三ぐらいの頃だと私は想像しているが、村の寄り合いに出席して、ある兵隊さんの体験話を聞くことがあった。その兵隊さんは、先生が子供のころに住んでいた村の出身者で、アメリカに行ったときの体験談を語った。村に帰ってきて、アメリカ見聞の様子を、村人たちに話すのであった。今の町内会にあたる、村の寄り合いというものであろう。その寄り合いで、村に帰ってきた兵隊さんから、アメリカ旅行の話を聞いた。その話しに出てくる珍しい光景やら、風物などの話を、「自分もアメリカに行ってみたいなあ」と思いながら、口をポカーンと開けて、ただ黙って聞いていたそうだ。
 なんの条件づけもなく、行けるかもしれないとか、行けないかもしれない、とか考えることなく、ただ「行ってみたい」という思いと伴に、その兵隊さんの話を聞いたということだ。
 その後、まもなく、海軍の兵士募集のポスターを村のどこかで見かけた。それを見て、自分もあのアメリカ帰りの兵隊さんのように、海軍の兵隊さんになろうと考えたそうだ。
 役場に行って、受付の人に「自分は海軍の兵士募集に応募しようと思います」と申し出て、応募書類を作ってくれるように頼むと、受付の人は先生の姿を不信げにまじまじと見て「お前が?」言って、「やめといたほういい」とは言わなかった。「一応は、申込み書類を書いてやろう」と言って 書類を作ってくれたが、その中には「丙種合格」という印が押してあったそうだ。つまり、甲、乙、丙と三種類の候補生に分類されるのだが、丙種合格というのは、合格できる可能性の最も低いものだった。役場の人から見れば、先生の体格は痩せ細っていて、とても合格できそうにないと思われたようだ。しかし、それでも「丙種合格」という印を押した書類を作ってくれたことが、先生にとっては奇跡的なことだった。
 それから暫く後に、海軍から面接官がやってきて、希望者の中から、実際に入隊できる人を選抜した。その面接官は海軍の上等兵で、先生に「どうして海軍に入隊を希望するのか?」と質問した。先生は「村から海軍に入隊して、アメリカに行ったことのある人の話を聞いて、自分もアメリカに行ってみたいと思いました」と答えたそうだ。それを聞いていたその面接官は、先生の話をじっと聞いていた。そして顔を見たまま、丙種合格という印の上に×をつけて、その横に甲種合格の印を押したそうだ。これが、第二の奇跡だった。
 広島の呉にあった海軍兵学校で一年ほど訓練を積むと、各練習船から20名ほどを選抜して、アメリカに行くことができた。そのアメリカ行きの練習船は確か「鹿島」という名前だったと思う。
 各練習船には、海軍の上等兵が新参兵を見るために、船に宿泊にやってくる。先生がその上等兵の接待係となったそうだ。朝、洗面用具とタオルをもって船室に行き、その監督官が歯を磨いて顔を洗っているあいだ、タオルを持って側に立って待つ。監督官は「○○、お前は アメリカ行きの鹿島に乗船することを志願したか?」と尋ねた。「はい、自分は志願しました」と先生は、応えた。その時、監督官は歯を磨きながら、頭を傾けつつ「うーん」と呻き声を出された。
 後日、アメリカ行きの「鹿島」に乗船が許された初年兵の名簿が張り出された。その中に先生の名前があった。
 先生は、ご自分の成績から各練習船内の20番以内には、とても入れないと思っていた。それでアメリカ行きは無理だと考えていた。監督官が特別に名簿にのるように計らってくださったのだ。これが第三の奇跡。
 この三つの奇跡を通じて、先生はアメリカに行くことになるのだが、この話は、 人が無条件に、疑問を持たずに「こうなりたい」と考えると、そのように環境が自然と整っていくということをおっしゃりたかった。
 つまり、私が治療のノウハウを知りたいと思ったとき、そんなことはとても無 理だと考えず、「自分もそのようになりたい」とただ単純に思えば、いつかはそのような環境が整ってくるということを伝えたかったのだと思う。
 「エネルギーは思考にしたがう」。これが第一の秘教の教えである。

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  1. 2010/10/17(日) 04:47:24|
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