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秘教治療

アリス・ベイリーの秘教治療を紹介しつつ、ヨガの先生の教えを回想する。霊治療、光線エネルギーのまったく新しい知識を織り込んでいきます。エーテルについての知識を広めることを目的としています。

四日目の朝(3)

インド人で、ここに来ている多くの人たちは牛や馬のように、辛い肉体労働をして生活している社会の底辺で生活している人たちである。中にはどこかの国の宗教指導者と推察される高貴な風貌をした人を見かけることもある。きっと社会的地位が相当に高いと思われる立派な容貌をした人もいる。それらの人たちもこのダルシャン・ホールでは区別をされることはない。私たちと同様に冷たいコンクリートの上に、時には昼間の日光で焼け石のように熱くなっているコンクリートの上に、数時間座り続けて待つ。そして裸足でホールにはいり、そこでもサイババが現れるのをジット待つ。彼らのような高貴な人々と、私たちのような地位も名誉もない者が、全く平等に扱われているということは、不思議な感覚である。
マハシバラトリ祭が近いせいか、人数が急激に増えていた。順番を待つ広場だけでは間に合わず、その広場に通じる丘の上に延びた小道に沿って並ばされた。ホールに入ると、ずっと後ろの方である。
 暑い中を長時間待たせるのは、気の毒なことであると、サイババが判断されたのか、周囲の人が判断されたのか分からないが、意外にはやくホールへと導かれた。ホールで待つ時間も短かった。しかし、サイババが姿を現すとすぐに部屋に入ってしまわれて、それっきり、部屋の外には出てこられなかった。ほんの一瞬であった。ややがっかりして、ホールの出口に向かって歩いていた。山内さんがまだ時間が早いから、由比さんが建てた博物館に行ってみましょうと提案した。バンガロールからここにくる時に、丘の上に見えた真新しい建物である。そこに飯島先生のサイババ像があるはずだ、という。
 常駐する守衛に護られているアシュラムの門を出た。山内さんがタクシーをひろってくれた。タクシーといっても、日本でかつてミゼットといってオートバイのエンジンで走る三輪車式の小さな乗り物である。交渉して三十ルピーで博物館まで乗せていってくれるという。パウロさんもその軽便タクシー(注50)をつかまえてきたが、そちらは百ルピーだという。もちろん、そちらはキャンセルした。バタバタと、ものものしい音をたてて、そのタクシーは走っていく。通りは大勢の人たち、牛車やオートバイなどの他の乗り物でごったがえしている。速度は、人間の駆け足程度である。暑い中を三十分も歩くことはうんざりするが、そのタクシーで風をきって運ばれるのは快適そのものである。
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  1. 2010/08/23(月) 04:17:26|
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