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秘教治療

アリス・ベイリーの秘教治療を紹介しつつ、ヨガの先生の教えを回想する。霊治療、光線エネルギーのまったく新しい知識を織り込んでいきます。エーテルについての知識を広めることを目的としています。

一路プッタパルティへ

バンガロールは南インドにあって、チェンナイが東海岸に位置しているのに対して、ほぼ同じ緯度で、インド大陸の中央に位置している。そこから、北北東へ、およそ百六十キロのところにサイババのアシュラム(注23)、プッタパルティ(注25)はある。
 細長い田舎道や、素晴らしく舗装された道路もあった。しかし、日本の高速道路並みというわけにはいかない。
 赤茶けたむき出しの土。いかにも雨がふりそうにもない土地。すべてのものが砂埃を被っている。
 オーストラリアの有名なエアズ・ロック(注26)に似た岩山。大理石に似た石版を切り出している露天堀の石きり場。切り出したままの石板を家の周囲の囲いに使っている。痩せこけた牛や山羊。時には青々とした田園風景。米づくりのたんぼ。稲穂が垂れている一方で、苗代が作られている。この地方の気候なら、二期作が可能なのだろう。
 このような光景を目にすると、なんとなくホットする。心の深いところで、平安のイメージと重なるかもしれない。
 ところどころに湧き水が出る所があって、砂漠のオアシスのように、椰子の木や胡椒の木のような木が繁茂している。野菜畑には、西瓜、なす、南瓜、さつまいも、ズッキーニ、ブロッコリー、葡萄、パイナップルが目に入った。
 ときどき町並らしい所を通過すると、サリーに身を包んだ女性が駕籠にチャパティやポプコーンを入れて、乗客に買ってくれるように声をかける。少年はゴム草履を買ってくれとガラス窓の向こうで声をはりあげている。
 道路際の家。いかにも素人づくりといったコンクリートの家が多い。椰子の葉でふいただけの粗末な小屋に住んでいる人たちもいる。家畜小屋とほとんど変わらない。
 小さなコンクリートづくりの小屋の壁には、ペプシコーラのマークが描いてあって、そこは旅人が乾いた喉を潤して休息することができる店のようである。
 延々と続く田舎の並木道をバスはしきりにクラクションを鳴らしながら進んでいく。というのは、前方に農夫が牛車を駆っていたりする。貨物を運ぶ大型トラックが走っていく。それらを日本人専用の超モダンの観光バスが追い抜くとき、必ずクラクションを鳴らすのである。
  1. 2010/08/02(月) 04:40:40|
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チェンナイカラバンガロールへ

チェンナイからバンガロールまで、名古屋グループの一人、大垣さんという、三十代の若い女性と隣合わせの座席だった。
 大垣さんは、ルネッサンス期のイタリア名画に描かれている名家の令嬢のように容姿端麗な人で、ある有名なタレントに似ている。しきりに私たち夫婦がそろって、このような求道的意味あいの旅行に行くことをうらやましいとおっしゃる。
 「いいですね。夫婦そろって、行かれるなんて」。
 サイババのアシュラム(注23)へ行くのは、圧倒的に女性が多く、男性は少ない。名古屋からのグループの女性たちも、夫は知らんふり。どちらかというと、女房に行ってほしくないと考えている夫のもとを、振り切るように出掛けてくる女性もいる。
 彼女は打ち明けて話してくれた。彼女は親の反対を押し切って、この旅行に参加したのだった。玄関を出るとき、
 「どうしてもインドに行きたいというなら、もう家に帰ってこなくてよい」。
 という捨てぜりふを父親から投げ掛けられている。彼女の表情の中にどことなく寂しいところがあるのは、このせいだった。
 そして彼女は帰国のコースでは、クアルンプールで名古屋グループと分かれて、関西組みに加わらず、東京組みの人たちに混じって日本に帰って行った。
 一方、京都から来られた飯島さん一家のように、親子三人でサイババに会いに行かれる家族もある。この状況が最も理想である。えてして、道を歩む上で、夫婦がグル(注24)を別々にすると、何かと不都合が生じやすい。私たちの家庭もかつてはそのような状況にあって家庭内に大変な軋轢を生じたことがあった。
 「結婚されていないようですが、結婚されるなら、同じ道を歩めるような方がいいですね」。
と私が水をむけると、
 「でも、結婚生活は、縁のものですから、精神生活で同じ道を歩めなくてもこだわりません」。
という返事だった。その響きから判断すると、よくよく考えを練られた言葉だと思った。私はBK氏のお仕事を手伝っていて、それに熱中して夫婦仲が悪くなり、息子が引き籠もりを始めて家庭が混乱した。しかし、息子が引き籠もりから立ち直るのに、サイババが見えざる世界から手助けをして下さったために、子供が立ち直ることができた。この旅行は、そのお礼参りの意味があるということを簡単に大垣さんに説明した。
  1. 2010/08/01(日) 04:42:35|
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